水口です。
南禅寺と言えば、京都屈指の名所。前回書いた水路閣も絶大の人気を誇る観光地で、付近はいつもたくさんの人でにぎわっています。
今回は、その南禅寺境内の穴場、と言っては失礼ですが、最勝院高徳庵を紹介します(『京都散策乗物ガイド』P48の地図C-4に「高徳庵」として掲載されています)。
最勝院はレンガ造りの水路閣をくぐり、南禅院を過ぎた奥まったところにあります。少し入っただけなのに訪れる人も少なく、とても静か。かつては「神仙佳境」と呼ばれていたのもうなずけます。

敷石をモダンに配置した坂道を登り、門をくぐると、庭にはみごとなマツの木。近寄ってみると、なんと、サルスベリ(百日紅)の木と一体になっています。樹齢300年のサルスベリの木の途中からマツが生えている形で、マツの木も樹齢100年とか。
自然林の樹木は、生き抜くために時としてこのように合体するようです。それにしても、水脈や樹液の流れはどうなってるんでしょうね。異種の植物が一つの体になって、共存共栄しているんだから、すごいと思います。じっくり見ていると、ちょっと感動してしまいます。

この木は「縁結びの松」とよばれ(なるほど、その通り!)、恋愛成就に霊験あらたか、でしょうねきっと。その関係で悩んでいる人は、ぜひどうぞ。木の根元に置かれた信楽焼のタヌキカップルも、とてもキュートでした。
さらに、本堂の近くにある受付に近寄ってみると、ここで能面を彫ってる風情。この日は誰もいなかったので確認できなかったのですが、一度見学させてもらいたいなと思いました。
ちなみに、拝観料は無料です。


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